N-BOXに乗っていて「走っているときのエンジン音がうるさい」と感じている方、その原因と自分でできる静音化の対策を知りたくありませんか。
この記事では、アイドリング時ではなく走行中に発生するエンジン音・ロードノイズの原因に特化して解説します。さらに、DIYで実践できる静音化の方法も具体的に紹介します。
なお、異音が続く場合や走行に影響が出ている場合は、自己判断せず必ず整備工場またはホンダのディーラーに点検を依頼してください。
走行中のエンジン音はロードノイズと組み合わさって大きく聞こえやすい
ターボモデルと NAモデルで走行中の音の特性が異なる
制振材・吸音材を使ったDIY静音化で体感ノイズを減らせる
JF3系は静音性が旧型より改善されているが追加対策で快適さを高められる
N-BOXの走行中エンジン音がうるさい原因
走行中に感じるエンジン音のうるささには、エンジン本体の音だけでなく、タイヤノイズ・風切り音・振動の共鳴など複数の要因が絡んでいます。
走行中にエンジン音が大きく聞こえる仕組み
N-BOXは軽自動車のため、エンジンは排気量660ccの小排気量エンジンです。小排気量エンジンは高回転まで回りやすい特性があるため、加速時や上り坂でエンジン回転数が上がると音が目立ちやすくなります。
さらに、軽自動車は車体がコンパクトなためエンジンと車内の距離が近く、エンジン音が室内に伝わりやすい構造です。ボディ剛性や防音材の量もコンパクトカーや普通車に比べると限られています。
走行中のエンジン音が大きく聞こえる主な要因
- 加速・登坂でのエンジン回転数の上昇
- ロードノイズとエンジン音の合成で全体的にうるさく聞こえる
- 車体への振動伝達(エンジンマウントの状態に関係する場合あり)
- ドア・フロア・ホイールハウスからの音の侵入
N-BOXターボモデルの走行中エンジン音の特性
ターボモデルはNA(自然吸気)モデルと走行中の音の特性が異なります。ターボは過給器(ターボチャージャー)を搭載しているため、加速時に独特の「ヒューン」という音が発生することがあります。
これはターボの正常な動作音であり、故障ではありません。ただし、高回転時に明らかに音が大きくなった・音質が変わったという場合は点検を受けることをおすすめします。
ターボモデルは高速走行時や急加速時にエンジン負荷が高まりやすく、その際の音が気になる方が多い傾向があります。
NAモデルの走行中エンジン音が目立ちやすいシーン
NAモデルは急加速や上り坂でエンジン回転数が高くなりやすく、そのときに「うなり音」が大きく聞こえることがあります。これはNAエンジンの特性で、重い荷物や4人乗車時はより顕著になります。
高速道路での合流など急加速が必要な場面で音が気になる場合は、早めのアクセル操作でゆっくり加速することで回転数の急上昇を抑えられます。
JF3(現行型)とJF1(旧型)の走行音の違い
現行のJF3/JF4系は旧型のJF1/JF2系と比べて防音・静音性が改善されています。ホンダは新型N-BOXの開発でNVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)対策を強化しており、走行中の静粛性は向上しています。
それでも「うるさい」と感じる場合は、以下のような原因が考えられます。
- タイヤの種類・摩耗状態(ロードノイズの主因になりやすい)
- ホイールハウスへの雨水・泥の侵入による共鳴
- ドアの建て付けや内張りの浮きによる異音
走行中のロードノイズとエンジン音を混同しないための確認方法
「エンジン音がうるさい」と感じていても、実はロードノイズが原因のケースがあります。確認方法の目安として、エンジンブレーキで走行中(アクセルを離した状態で速度が乗っている状態)でも音が大きい場合は、ロードノイズやタイヤの問題が主因の可能性があります。
この切り分けをしてから対策を取ると、無駄な出費を避けられます。
N-BOXの走行中エンジン音を抑えるDIY静音化の方法
専門業者に頼まずに自分でできる静音化の手順を解説します。いずれも一般的なDIY作業の範囲ですが、作業前に手順をよく確認し、不安な場合は専門店に相談してください。
フロアへの制振材貼り付けでエンジン音・ロードノイズを低減
フロアマットの下に制振材(デッドニングシート)を貼ることで、床からの振動・ロードノイズを効果的に低減できます。これはDIY静音化の中でも効果が大きい方法のひとつです。
フロア制振材のDIY手順(概要)
- フロアマットを取り外す
- 床面の汚れ・油分を脱脂クリーナーで清掃する
- 制振シートを適切なサイズに切って貼り付ける
- ローラーでしっかり圧着する
- フロアマットを元に戻す
使用する制振材の種類や量によって効果が変わります。コスパの良い汎用品から専用品まで市販されています。車種・年式への適合を確認した上で選びましょう。
ホイールハウス内の吸音処理でロードノイズを減らす
タイヤの走行音(ロードノイズ)が気になる場合、ホイールハウス(タイヤハウス)内への吸音スプレーや制振材の施工が効果的です。
ホイールハウスライナーを外した内側に制振・吸音素材を追加することで、タイヤからの振動・音が車内に伝わるのを抑えられます。ただし、ホイールハウスの取り外しには工具が必要で、作業が難しい場合は専門店への依頼を検討してください。
ドア内張りの静音化DIYで走行音の侵入を防ぐ
ドアの内張り(内側パネル)内部に吸音材・制振材を追加することで、走行中にドアから侵入する音を減らせます。ドアスピーカーの音質改善にも効果があるため、オーディオ好きの方にも行われているDIYです。
内張りの取り外しには内装剥がし工具が必要です。爪を折らないよう慎重に作業してください。作業に自信がない場合はカーショップやオートバックスなどに相談するのも一つの方法です。
静音タイヤへの交換でロードノイズを根本から改善
DIY施工よりも大きな静音効果を求めるなら、静音性能の高いタイヤへの交換が最も効果的な選択肢のひとつです。
タイヤメーカー各社から「静粛性重視」を謳ったタイヤが発売されています。交換する際はN-BOXの純正サイズ・規格に合ったタイヤを選びましょう。費用はタイヤの種類・サイズによって異なるため、タイヤショップで見積もりを取ってください。
N-BOXの走行中エンジン音と静音化DIYのまとめ
N-BOXの走行中のエンジン音がうるさいと感じる原因は、エンジン本体の音だけでなくロードノイズ・振動の複合であることが多いです。まず原因を特定し、フロア制振材・ホイールハウス吸音・ドア静音化・静音タイヤという段階的なDIY対策を試してみてください。
明らかな異音や走行に影響のある音が続く場合は自己解決しようとせず、ホンダのディーラーまたは信頼できる整備工場に点検を依頼することをおすすめします。